2019-11-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反発、一時2900ポイント回復 米中首脳の前向き発言が支え
週明け25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶり反発。前場終値は前日比0.35%高の2895.49ポイント。深セン成分指数は0.49%安の9579.26ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2718億5600万元だった。
上海総合指数は小動きで始まったものの、前営業日の終値が3日続落だっただけに買い戻しが優勢だった。指数は前引けにかけて上げ幅を広げ、一時は心理的節目となる2900ポイントを回復する場面もあった。週末に習近平国家主席が米キッシンジャー元国務長官と会談し、米中関係改善に意欲を示したほか、米トランプ大統領も「合意は近い」と発言したことなどが相場の支えとなっている。半面、根強い景気減速懸念は重荷で、方向感の欠く展開。セクター別では、石炭が全面高。鉄鋼やセメントなどの建材も買われている。半面、造船が全面安で、ソフトウエアや電子デバイスも安い。
上海B株指数は0.38%高の253.89ポイント、深センB株指数は0.22%安の901.62ポイントだった。