2019-11-22 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:3日続落、朝高も中盤以降に売り加速 2900ポイント割る
22日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.59%安の2886.47ポイントだった。深セン成分指数も1.26%安の9651.72ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2865億2700万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた。米中貿易協議を巡り、中国の劉鶴副首相が米高官を北京に招待したことが伝わり、前日に高まった同協議に対する市場の悲観ムードがやや後退した。ただ、米中協議や香港情勢を巡る米中対立の動向を見極めたいとの心理も根強い。指数は序盤に一時、2920ポイントを上回る水準まで上昇したが、中盤以降は急速に売りの動きが強まり、マイナス圏に転落。節目の2900ポイントを下回った。セクター別では、医療・医薬、電子・IT、酒造が大幅安。半面、朝方売られていた造船や貴金属が上昇した。
上海B株指数は0.22%安の254.48ポイント、深センB株指数は0.24%安の906.45ポイントだった。