米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は21日、中国が米国に対し、貿易交渉の部分合意に向けた閣僚級協議の開催を提案したと報じた。消息筋によれば、中国の交渉責任者である劉鶴副首相が前週後半、米通商代表部（USTR）のライトハイザー代表とムニューシン米財務長官を北京に招待した。中国側は米国の感謝祭の祝日（28日）の前に協議を開く日程案を示したという。米国は対面協議に前向きな意向を示したものの、日程については確約していない。米高官によると、知的財産権の保護や技術移転の強制、米農産品の購入の問題で中国政府が合意の意思を明確にしないなら、ライトハイザー氏とムニューシン氏は訪中に二の足を踏むとの見方を示した。