2019-11-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、劉鶴副首相の発言を受け前日終値付近まで戻す場面も
21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.39%安の2899.56ポイント。深セン成分指数は0.47%安の9763.35ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2150億9300万元だった。
上海総合指数はマイナス圏で推移した。「第1段階」文書への署名が来年にずれ込む可能性を米メディアが報道したほか、米上下院を通過した「香港人権・民主主義法案」にトランプ大統領が署名するとの見通しが伝わるなか、米中対立への警戒感が相場の重しとなった。中国の劉鶴副首相が「第1段階」の合意について、「慎重かつ楽観」と述べたことを受け、前日終値付近まで戻す場面もみられたものの、勢いは続かなかった。セクター別では、保険、貴金属、通信などが安い。中国製品に課している米国の追加関税が、クリスマスまでに解除されないとの懸念が広がり、家電も売られた。半面、造船、航空、製紙などが買われた。
上海B株指数は0.33%安の255.10ポイント、深センB株指数は0.08%安の908.64ポイントだった。