2019-11-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、利益確定売り優勢 保険株が軒並み安
20日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.38%安の2922.96ポイントだった。深セン成分指数も0.13%安の9876.95ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2517億2200万元だった。
上海総合指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合い。前日終値は8日以来の高値圏にあっただけに、利益確定売りに押された。トランプ米大統領が19日、中国との貿易協議で合意が成立しない場合は「関税を引き上げる」と改めて表明し、米中摩擦解消への期待がやや後退した。ただ、中国人民銀行(中央銀行)が事実上の政策金利とされる最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)を引き下げたことで、下値は限定的。LPR引き下げ幅は前月比0.05ポイントと、予想通りだった。セクター別では、保険と造船が軒並み安のほか、公共事業、銀行が売られている。半面、石炭と貴金属、ゲーム関連が買われている。
上海B株指数は0.23%安の256.31ポイントと反落。深センB株指数は0.22%安の910.07ポイントと3日ぶりに反落した。