20日の香港市場で、ハンセン指数は反落して始まった。前日の終値が7営業日ぶりの高値だっただけに、いったん利益を確定する売りが先行。前日にトランプ米大統領が、中国との通商協議で合意不成立なら「関税を引き上げる」と改めて明言したことで、米中交渉の先行き不透明感が改めて意識されているもよう。
指数は日本時間午前10時48分現在、前日比0.97%安の26832.01ポイントで推移。個別では、前日高かったスマートフォン向け部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)や香港不動産デベロッパーの九龍倉置業地産(
01997)が安い。半面、中国本土系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)や華潤置地(
01109)が買われている。