2019-11-19 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、安寄り後にプラス圏 LPR引き下げに期待
19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.46%高の2922.61ポイント。深セン成分指数は1.29%高の9840.70ポイントと大幅に続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2374億5200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた。前日に心理的節目の2900ポイントを回復した後とあって、一服感から利益確定売りが先行。ただ、節目付近の底堅さが意識されると、ほどなくしてプラス圏に切り返し、もみ合いながら上げ幅を拡大した。中国当局の金融緩和に対する期待が買いを誘った。中国人民銀行(中央銀行)が7日物リバースレポの利率を4年ぶりに引き下げたことを受け、あす発表する最優遇貸出金利(LPR)も引き下げられるとの見方が強まっている。
セクター別では、文化・メディア、セメント・建材、ソフトウエア、電子・ITが高い。半面、保険の一角が軟調。
上海B株指数は0.48%高の256.08ポイント、深センB株指数は0.45%高の909.08ポイントだった。