18日のNY株式相場は小幅続伸。中国が米中通商合意について悲観的と伝わり、朝方は軟調な推移となったが、午後は買いが優勢となった。主要3指数はそろって小幅ながらもプラス圏で終了し、前日に続いて取引時間中と終値での史上最高値を更新した。先週末に初の28000米ドル台に乗せたダウ平均は、35米ドル安まで下落後に、36米ドル高まで上昇し、31.33米ドル高(+0.11%)と2日続伸。シェブロン、キャタピラーが1%超下落したものの、ウォルト・ディズニー、ユナイテッドヘルスが1.3-2.1%上昇し、2銘柄でダウ平均を44米ドル押し上げた。ハイテク株主体のナスダック総合も一時0.44%安まで下落後、0.11%高と小幅に続伸。時価総額加重指数のS&P500は0.05%高とわずかながら5日続伸。エネルギー、ヘルスケア、資本財が下落したものの、生活必需品、不動産、一般消費財が上昇した。
先週までダウ平均が4週続伸、S&P500が6週続伸、ナスダック総合が7週続伸し、そろって史上最高値更新を続けたことで高値警戒感が意識されるなか、注目の経済指標や決算発表もなく静かな取引となった。個別では、低額の動画ストリーミング・サービス「ディズニー+」の好調を受けて先週上場来高値を更新したウォルト・ディズニーが2.06%高と続伸したほか、決算発表を受けて先週1.73%下落したエヌビディアが3.96%高と反発。一方、人工心臓の効果が疑問視されたアビオメッドが20.22%安と急落したほか、原油安が嫌気されたシェブロンやエクソン・モービルが1.0-1.7%安となった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 27993.22 28040.97 27969.24 28036.22 31.33 0.11
S&P500 3117.91 3124.17 3112.06 3122.03 1.57 0.05
NASDAQ 8529.16 8559.78 8503.62 8549.94 9.11 0.11
CME225先物 23360.00 23495.00 23270.00 23395.00 -5.00 -0.02
FT100 7307.70 7307.70 7307.70 7307.70 4.76 0.06
DAX 13255.78 13282.41 13137.88 13207.01 -34.74 -0.26
為替(ドル/円) 108.67 108.69 108.58 108.68 0.02 0.01
WTI先物 57.88 58.09 56.55 57.05 -0.67 -1.16
金(Gold)先物 1467.80 1474.40 1456.60 1471.90 3.40 0.23
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。