週明け18日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比1.35%高の26681.09ポイントだった。中国企業指数は1.26%高の10556.56ポイント。メインボードの売買代金は概算で704億5000万HKドル。
ハンセン指数は終日プラス圏で堅調に推移した。NY市場で先週末に主要3指数がそろって過去最高値を更新したことが好感されたほか、中国の劉鶴副首相が16日午前、貿易協議の第1段階合意について米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表やムニューシン財務長官と電話協議を行ったと伝わり、協議進展に対する期待も高まった。上海総合指数が心理的節目の2900ポイントを回復したことも投資家心理の改善につながった。指数は結局、終値で11月12日以来、1週間ぶりの高値水準で引けた。
ハンセン指数構成銘柄では、吉利汽車(
00175)や瑞声科技(
02018)の上昇が目立つ。テンセント(
00700)やAIAグループ(
01299)も高い。九龍倉置業地産(
01997)や恒基兆業地産(
00012)など香港不動産株も買われた。半面、前引け後に2019年1−9月期決算を発表した石薬集団(
01093)が1%超下落。
H株では、中国証券監督管理委員会(CSRC)が15日、H株会社が中国国内の未上場株式を「全流通」させるための申請ガイドラインを公表したことを好感し、中信証券(
06030)や海通証券(
06837)、中国銀河証券(
06881)など証券株が買われた。半面、紫金鉱業集団(
02899)や招金鉱業(
01818)など産金株が安い。