週明け18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.62%高の2909.20ポイントだった。深セン成分指数は0.70%高の9715.27ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3662億3000万元だった。
上海総合指数は小動きで始まったものの、前営業日の終値が2カ月半ぶり安値をつけた反動で買い戻しが優勢に。指数は前引けにかけて上げ幅を広げ、心理的節目の2900ポイントを回復。後場は伸び悩んだものの同水準を守って引けた。中国人民銀行(中央銀行)が7日物リバースレポの利率を2.55%から2.50%に引き下げたことや、商務部が外資による10月の中国直接投資額について、前年同月比7.4%増加したと発表したことも投資家心理を支えた。セクター別では、鉄鋼や証券、エネルギーが買われた。半面、酒造や造船が安かった。
A株市場では、新たな保険商品の導入を発表した中国生保最大手の中国人寿保険(
02628)が3%近く上昇。中国太平洋保険(
601601)、中国光大銀行(
601818)、興業銀行(
601166)、招商銀行(
600036)などの金融関連株も軒並み2%前後上げた。一方、自動車メーカー中国最大手の上海汽車集団(
600104)、民営バルブメーカーの浙江三花智能控制(
002050)などが安かった。
上海B株指数は0.14%安の254.86ポイントと7営業日続落、深センB株指数は0.40%高の905.02ポイントと反発した。