2019-11-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、方向感欠く 米中協議の好悪材料に反応
15日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は小幅続伸。前場終値は前日比0.03%高の2910.82ポイント。深セン成分指数は0.11%安の9735.98ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2369億3200万元だった。
上海総合指数は方向感を欠いた。米中貿易協議を巡る好悪材料に反応。同協議を巡っては、交渉が難航し、「第1段階」の合意が12月の追加関税発動まで間に合わないとの見方が広がる一方、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が合意に「近づいている」と発言したことが伝わった。指数は序盤に節目の2900ポイントを割り込むなど軟調だったが、中盤以降は急速に下げ幅を縮小。結局、前日終値をやや上回って、前場の取引を終えた。セクター別では、通信、鉄鋼、ソフトウエアが買われた半面、建設や繊維の下げが目立った。
上海B株指数は0.58%安の256.69ポイント、深センB株指数は0.25%安の904.03ポイントだった。