スポーツ用品中国大手の安踏体育用品(
02020)は12日、フィンランド同業アメアスポーツの株式5.2517%を1億4000万ユーロで売却すると発表した。調達資金は運転資金などに充てる予定。売却後、安踏体育用品が保有するアメアスポーツ株は57.9479%から52.6962%に減少する。
売却先は、ベンチャー・キャピタル(VC)世界最大手のセコイア・キャピタル、投資事業体ZWC、晋富投資,超鴻環球の4社。このうち晋富投資は安踏体育用品の頼世賢・最高財務責任者(CFO)が取締役を、超鴻環球は安踏体育用品の丁世忠・最高経営責任者(CEO)ら幹部4人が取締役を務める。
安踏体育用品は2018年12月、現金でアメアスポーツの全株を取得するため、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)など3社とコンソーシアム(企業聯合)を結成。同コンソーシアムは投資会社JVCoの権益取得を通じ、JVCoが保有するアメアスポーツの全株を保有している。
安踏体育用品の株価は日本時間正午現在、2.84%安の75.20 HKドルで推移している。