13日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日はハンセン指数が3営業日ぶりに反発し、心理的節目の27000ポイントを上回って引けただけに、利益確定売りが先行。米トランプ大統領が前日「中国との通商協定第1弾が合意に至らなければ、対中関税を大幅に引き上げる」と発言したことや、香港で激化する反政府デモと警官隊との衝突も重しとなっている。
指数は日本時間午前10時39分現在、前日比1.35%安の26699.43ポイントで推移している。個別では、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)が3%安。香港不動産銘柄の九龍倉置業地産(
01997)、恒隆地産(
00101)、新世界発展(
00017)も軒並み2%以上下げている。デモの影響で複数路線の運行停止を発表した香港独占鉄道事業者の香港鉄路(
00066)も安い。一方、きょう2019年7−9月期の決算を発表するテンセント(
00700)が買われている。