2019-11-12 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:3日続落、朝高も勢い続かず 2900ポイント割り込む
12日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.44%安の2897.23ポイントだった。深セン成分指数も0.91%安の9592.31ポイントと3日続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2201億1900万元だった。
上海総合指数は小反発して寄り付いた。前日に約1カ月半ぶりの安値を更新した後とあって、自律反発を狙った買いが先行。ただ、勢いは続かず、ほどなくしてマイナス圏に沈むと下げ幅を広げ、心理的節目の2900ポイントを割り込んだ。米中通商協議に対する楽観論が後退し、リスクを回避する動きが優勢。前日大引け後に発表された10月の人民元建て貸付残高増加額が2017年12月以来の低水準にとどまったことも投資家心理を悪化させた。
セクター別では、貴金属、防犯設備、通信、電子・ITなどの下げが目立った。半面、銀行の一角が堅調。
上海B株指数は0.68%安の258.10ポイント、深センB株指数は0.50%安の904.61ポイントだった。