2019-11-11 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:続落、香港地場系銘柄安い 警察が実弾発砲で負傷者との報道
週明け11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比2.10%安の27070.55ポイントだった。中国企業指数は1.83%安の10682.66ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で435億1000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ全面安の展開。トランプ米大統領が8日、中国側が発表した「関税撤廃で合意」を否定したことで先行きに対する懸念が強まり、相場の重しとなった。香港の西湾河で11日午前に警察が実弾を発砲し、少なくとも2人が負傷したとの報道も嫌気された。ハンセン指数は構成銘柄全50銘柄のうち、石薬集団(
01093)を除く49銘柄が下落している。
個別では、緊張の高まる香港情勢を嫌気し、太古A(
00019)や新世界発展(
00017)、新鴻基地産(
00016)など香港地場系銘柄の下落が目立つ。瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)も安い。中国建設銀行(
00939)や中国工商銀行(
01398)は2%超下落している。