2019-11-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、米中協議の不透明感や中国経済の先行き不安を嫌気
週明け11日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続落。前場終値は前営業日比1.22%安の2928.04ポイントだった。深セン成分指数も1.56%安の9740.60ポイントと続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2492億元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、じりじりと下げ幅を拡大した。トランプ米大統領が中国側の発表した「関税撤廃で合意」を否定したことを受け、米中通商協議を巡る不透明感が再び意識され、リスクを回避する動きが優勢。中国経済の先行き不安も投資家心理を悪化させた。中国国家統計局が9日に発表した2019年10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.8%の上昇となり、2012年1月以来の高いインフレ率に達した一方、生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)は3年3カ月ぶりの下落率となった。
セクター別では、貴金属、医療、化学肥料、通信の下げが目立つなど、全てのセクターで売りが優勢となっている。
上海B株指数は1.39%安の260.00ポイント、深センB株指数は1.00%安の908.75ポイントだった。