2019-11-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土寄り付き:安寄り後に下げ幅拡大、ほぼ全セクターで売り優勢
週明け11日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いた後に下げ幅を拡大。トランプ米大統領が8日、中国側の発表した「関税撤廃で合意」を否定したことを受け、米中通商協議の進展に対する期待が後退している。中国経済の先行き不安も重荷。中国国家統計局が9日に発表した2019年10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.8%の上昇となり、2012年1月以来の高いインフレ率に達した一方、生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)は3年3カ月ぶりの下落率となった。
指数は日本時間午前10時42分現在、前営業日比0.96%安の2935.80ポイントで推移。セクター別では、医療、通信、航空・宇宙関連の下げが目立つなど、ほぼ全てのセクターで売りが優勢となっている。