2019-11-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、プラス圏でもみ合い 貿易統計には好反応
8日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.35%高の2989.24ポイントだった。深セン成分指数も0.86%高の10003.12ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2649億1200万元だった。
上海総合指数はおおむねプラス圏で推移。米MSCIが指数へのA株組み入れ比率を拡大すると発表したことを受けて、本土市場への資金流入期待が広がったことが相場の支えとなった。米中貿易協議を巡っては、「段階的な関税撤廃に同意」と伝わり進展期待が高まる一方、米政権内の動向に対する警戒感も漂った。指数は寄り付き直後に節目の3000ポイントに接近したが、その後は上げ幅を縮小。一時はマイナス圏に沈む場面もみられたが、前場終盤に発表された10月貿易統計が事前予想に比べ良好だったことを確認すると、再び上昇に転じた。
セクター別では、旅行、電子部品、ソフトウエア、自動車が高い。半面、銀行や貴金属が売られた。
上海B株指数は0.22%高の264.91ポイント、深センB株指数は0.52%高の919.05ポイントだった。