7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.34%安の27595.69ポイントだった。中国企業指数は0.23%安の10835.52ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で384億3000万HKドルだった。
ハンセン指数はおおむねマイナス圏でもみ合った。前日まで5営業日続伸して3カ月ぶりの高値圏で推移しているだけに利益確定売りが出やすい環境。米中貿易協議を巡り、両国首脳の会談が12月にずれ込む可能性が伝わり、先行きに対する警戒感が意識されたことも相場を重くした。指数は中盤に一時、プラス圏に浮上する場面もみられた。ただ、上昇の勢いは限られ、その後は下げ幅を広げた。
個別では、中国IT大手のテンセント(
00700)の下げが目立ったほか、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)が安い。アジア生保のAIAグループ(
01299)、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)といった大型株が軟調だった。半面、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が高い。香港関連銘柄のハンセン銀行(
00011)や新世界発展(
00017)などが買われた。