2019-11-05 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:4日続伸、米中貿易摩擦の緩和と中国金融緩和に期待
5日前場の香港株式市場でハンセン指数は4日続伸。前場終値は前日比0.53%高の27694.49ポイントだった。中国企業指数は0.70%高の10889.35ポイント。メインボードの売買代金は概算で486億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は小動きで始まったが、一巡後は上げ幅を拡大。結局、前場の高値圏で引けた。トランプ米政権が中国製品に課している制裁関税の一部撤廃を検討していると伝わり、米中貿易摩擦が緩和するとの期待が高まった。中国人民銀行(中央銀行)がきょう発表した中期貸出制度(MLF)の金利を引き下げたことを受け、金融緩和の思惑買いが相場を押し上げたもよう。
個別では、ハイテク株のテンセント(
00700)、舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)、本土系不動産株の中国海外発展(
00688)と華潤置地(
01109)が相場の上昇を主導。石炭株の中国神華能源(
01088)、生保大手の中国人寿保険(
02628)も高い。半面、香港系不動産株の長江実業集団(
01113)、九龍倉置業地産(
01997)、Link REIT(
00823)がさえない。前日高かった医薬品株の中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)はそろって下げた。