2019-11-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続伸、米中協議の進展に期待感 航空が全面高
4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.58%高の2975.49ポイントだった。深セン成分指数は0.67%高の9868.13ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4694億3000万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、終日、プラス圏でもみ合って引けた。米中通商協議をめぐり、商務部が前週末1日の閣僚級電話会談について「建設的な話し合いが行われ進展があった」と発表したことが地合いを改善した。セクター別では、民間空港と保険が全面高。医療や医薬品も買われた。半面、造船が全面安となり相場の重しに。
A株市場では、約7%の上昇となった中国国際航空(
601111)をはじめ、中国東方航空(
600115)、上海国際機場(
600009)など航空関連株が大きく上昇。中国人寿保険(
601628)や中国太平洋保険(
601601)などの保険株も買われた。上海莱士血液製品(
002252)や雲南白薬集団(
000538)の医薬株も高い。半面、宅配業者の韵達控股(
002120)やオンラインゲーム大手の巨人網絡集団(
002558)、上海汽車系自動車部品大手の華域汽車系統(
600741)などが大きく売られた。
上海B株指数は0.65%高の263.70ポイント、深センB株指数も0.25%高の909.18ポイントとともに続伸した。