2019-10-31 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反発、米株高などが支え スマホ部品メーカーに買い
31日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比1.06%高の26949.08ポイントだった。中国企業指数は0.58%高の10539.86ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で434億9000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付くと上げ幅を広げた。前日に行われたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を受けた米株高や、決算発表を受けた個別銘柄の物色が支えとなった。米中貿易協議を巡っては、米ホワイトハウスが11月中の合意を目指すとの声明を発表。中国も合意文書の署名場所を提案したことが伝わり、進展期待が高まった。指数は一時、節目の27000ポイントを上回る場面もみられたが、前引けにかけてやや上げ幅を縮めた。
個別では、アジア生保のAIAグループ(
01299)やIT大手のテンセント(
00700)が大きく買われ相場の上げを主導。米アップルの決算発表を受けてスマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)や瑞声科技(
02018)が大幅高。乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)、香港証券取引所(
00388)が上昇した。半面、前日に減益決算を発表した中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)とシノペック(
00386)が逆行安。豚肉生産大手の万洲国際(
00288)が売られた。