2019-10-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、利益確定売りが優勢、重要会議や指標発表控え様子見
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前日0.40%安の2968.05ポイントだった。深セン成分指数は0.03%安の9799.00ポイントと3営業日ぶりに小反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3357億6500万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。前日が約2週間ぶりの高値で終えたことから利益確定売りが優勢。きのうから始まった中国共産党第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)で打ち出される政策の行方や、31日に発表される製造業購買担当景気指数(PMI)を前に積極的な買いは手控えられているもよう。決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別銘柄の物色が続きそうだ。
セクター別では、公共インフラや酒造などが高い。半面、通信キャリアや造船、貴金属が全面安となっている。
上海B株指数は0.90%安の263.41ポイントと反落、深センB株指数は0.34%安の914.76ポイントと5営業日ぶりに反落した。