2019-10-29 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】買い先行か、イベント控え様子見ムードも
29日の香港市場は前日の米株高を好感して買い優勢で始まるか。28日のNY株式相場は主要3指数が揃って続伸。うちS&P500は一時、3044.08ポイントまで上昇し、7月26日に付けた取引時間中の過去最高値3027.98ポイントを更新。終値でも16.87ポイント高(+0.56%)の3039.42ポイントと従来の過去最高値3025.86ポイントを上回った。
トランプ米大統領が米中の通商合意署名作業が想定より早く進んでいると発言したほか、米通商代表部(USTR)が今年12月28日に期限を迎える340億米ドル相当の中国製品の関税適用除外措置の延長を検討していると伝わり、米中通商協議の進展期待が高まっている。ただ、米国では29−30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、30日にGDP、中国では31日に製造業購買担当景気指数(PMI)の発表などが控えており、次第に様子見ムードが強まりそうだ。
28日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。AIAグループ(
01299)や中国平安保険(
02318)が香港終値を上回って引けた一方、HSBC(
00005)やホンコン・チャイナガス(
00003)が下回って引けた。