2019-10-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、米中協議の進展や景気刺激策の発表期待高まる
週明け28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前営業日比0.72%高の2976.22ポイントだった。深セン成分指数は1.38%高の9794.23ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3296億元だった。
上海総合指数はプラス圏で堅調に推移した。米中貿易協議の進展期待に加え、きょうから31日まで開催される中国共産党第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)にあわせ、新たな景気刺激策発表への期待も高まっている。セクター別では、電子・ITが軒並み高い。24日に開催された中国共産党中央政治局の研究会で習近平国家主席がブロックチェーン技術や産業の推進加速に言及したことが材料視され、関連銘柄でストップ高が相次いでいる。このほか、通信、酒造、包装材料なども高い。半面、銀行、石炭、化学肥料などが売られている。
上海B株指数は0.59%高の265.17ポイントと反発、深センB株指数は0.71%高の916.49ポイントと4営業日ぶりに反発した。