2019-10-18 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:4日続落、7日ぶり安値 金融・石油株が軒並み安
18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続落。終値は前日比1.32%安の2938.14ポイントだった。深セン成分指数は1.16%安の9533.51ポイントと反落した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4158億1500万元。
上海総合指数は前日に心理的節目の3000ポイントを割り込んで終えたとあって、序盤は買い戻しが先行。しかし、高く始まっていた金融株が売られ、指数も下げに転じた。下落率が1%を超えた終盤に下げ渋ったものの、終値ベースで9日以来7営業日ぶりの安値を付けた。中国国家統計局が午前に発表した経済指標は7−9月期国内総生産(GDP)が市場予想を小幅に下回った半面、9月鉱工業生産の伸び率は予想を大きく上回った。セクター別では、銀行と保険、証券、石油、通信キャリア、造船が軒並み安。貴金属と酒造も安い。一方、食品・飲料が逆行高を演じた。
A株市場では、電子部品メーカーの欧菲光集団(
002456)、歌爾(
002241)が大幅に反落。証券株の招商証券(
600999)と海通証券(
600837)、空運の中国東方航空(
600115)、家電のTCL集団(
000100)も安い。一方、前日安かった広州汽車集団(
601238)は反発。豚肉大手の牧原食品(
002714)も買われた。
上海B株指数は1.25%安の263.82ポイントと続落。深センB株指数は1.07%安の917.08ポイントと4日続落した。