2019-10-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:反発スタート、行政長官の施政報告に不動産業界が期待感
16日の香港市場でハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、小高く寄り付いた。香港では現地時間きょう11時、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が立法会(議会)で就任後3回目の施政報告(施政方針演説)に臨むが、その内容が注目されている。一方、米下院で15日、香港での人権の尊重と民主主義の確立を支援する「香港人権法案」3案が全会一致で可決。同法案にはかねて中国政府が強く反対しており、今後、米中対立の新たな火種となりそうだ。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.24%高の26567.59ポイントで推移している。個別では、行政長官が施政報告で、農地を住宅地に転用し公営住宅の建設推進を表明するとの観測から恒基兆業地産(
00012)、新鴻基地産(
00016)など香港不動産デベロッパーの一角が買われている。一方、中国石炭最大手の中国神華能源(
01088)や石油元売り大手のペトロチャイナ(
00857/
601857)などの資源銘柄が安い。