15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.06%安の26506.18ポイントだった。中国企業指数は0.09%安の10498.00ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で415億HKドル。
ハンセン指数は前日終値を挟んでもみ合った後、マイナス圏に沈んだ。11日まで開かれた米中の閣僚級通商協議で部分合意がなされ、対立激化への警戒感が後退したものの、先行き不透明感は根強く、相場の重しとなった。きょう午前に中国国家統計局が発表した2019年9月の生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)は前年同月比1.2%低下し、下落率が2016年7月(1.7%低下)以来3年2カ月ぶりの大きさとなったことで、景気減速への懸念も強まった。
個別では、チャイナ・ユニコム(
00762)が3%超下落。吉利汽車(
00175)は利益確定の売りに押され、2%近く下落した。半面、中国生物製薬(
01177)や中国蒙牛乳業(
02319)が買われた。