2019-10-14 |
香港/企業動向/電子・IT |
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テンセント、NBA試合中継を一部再開か
テンセント(
00700)のスポーツ動画配信サイト「騰訊体育」が米プロバスケットボール協会(NBA)の試合中継を一部再開したもようだ。『網易科技』は14日、「騰訊体育」の同日に中継配信リストに「ブルズ対ラプターズ」など2試合が載っていると伝えた。一方、ニュースサイト『観察者網』によると、NBA中国公式サイトではヒューストン・ロケッツが今月17日と19日に行う2試合が予告されているが、テンセントのサイトにはいまだにロケッツの試合は掲載されていない。
テンセントを含む中国企業が相次いでNBAとの協業を停止したきっかけは、ロケッツのゼネラルマネジャー(GM)のダリル・モーリー氏が、香港抗議デモへの支持をツイッターで明らかにしたこと。さらにNBAのコミッショナー、アダム・シルバー氏がNBAの選手やオーナーの発言を規制しないと表明した。
騰訊体育は8日、同日からNBAのオープン戦中継をしばらく取りやめると発表。これに先駆け、中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)もNBA試合の放送停止を決めたと発表していた。アリババ・グループ(BABA)の「淘宝」、JDドット・コム(JD)などのネット通販事業者や、スマートフォン「vivo」もNBAとの提携を中止した。