大手金鉱会社の紫金鉱業集団(
02899)は8日大引け後、カナダの資源大手、アイバンホー・マインズの株式を買い増し、第2位株主になると発表した。持ち分は従来の9.8%から13.88%に拡大する。
子会社の金山(香港)国際鉱業を通じ、中信非洲投資など3社が保有するアイバンホー・マインズの株式4900万株を取得する。1株当たりの取得価格は8日終値の3.98カナダドル、もしくは受渡日までの加重平均株価のいずれか高方になる。3.98カナダドルで換算した場合、取得額は10億3300万元に上る見通し。
アイバンホー・マインズはアフリカ中央部コンゴ民主共和国(DRC)にあるカモア・カクラ銅鉱の権益39.6%、キプシ亜鉛鉱の権益68%と、南アフリカのプラットリーフの白金族金属・ニッケル鉱の権益64%をそれぞれ保有。紫金鉱業集団は今後、これらアフリカの資源採掘プロジェクトに積極参入していく意図がある。
紫金鉱業集団の8日終値は前日比0.74%安の2.67Hドル。