2019-10-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:反発、一時26000ポイント回復も上げ幅縮小
休場明け8日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前営業日比0.28%高の25893.40ポイントだった。中国企業指数は同0.53%高の10201.34ポイント。メインボードの売買代金は概算で832億HKドル。
ハンセン指数は終日ほぼプラス圏で推移した。国慶節の長期休場明けとなった本土市場が高く推移したことで安心感が広がり、指数は一時26180.03ポイントをつけ、心理的節目の26000ポイントを回復した。ただ、今週10−11日の米中閣僚級通商協議を前に手控え姿勢が強まり、上げ幅を縮小。26000ポイントを下回る水準で取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)など製薬関連が高い。モルガン・スタンレーが目標株価を大幅に引き上げた吉利汽車(
00175)は2.58%高。ロンドン証券取引所の買収断念を発表した香港証券取引所(
00388)も2%超上昇した。半面、サンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)などカジノ関連が安い。
その他では、南京パンダ(
00553)が10%超上昇。人民元高を好感し玖龍紙業(
02689)や理文造紙(
02314)など製紙関連も高い。半面、中国東方航空(
00670)や中国南方航空(
01055)など航空関連が売られた。