休場明け2日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日の米株安の流れを引き継ぎ、心理的節目の26000ポイントを割り込んで寄り付いた。1日発表された米サプライマネジメント協会(ISM)の9月の米製造業景況感指数が10年3カ月ぶりの低水準となり、米中貿易摩擦に伴う世界景気の減速を懸念する売りが先行。ただ、主要国の金融緩和への思惑買いも入り、下値を支えている。
指数は日本時間午前10時第48分現在、前営業日比0.80%安の25883.93ポイントで推移している。個別では、大型株のHSBC(
00005)とテンセント(
00700)、中国建設銀行(
00939)が売られ、相場の下落を主導。取引所運営の香港証券取引所(
00388)や、米事業の比率が大きい創科実業(
00669)が安い。一方、碧桂園(
02007)、恒基兆業地産(
00012)、長江実業集団(
01113)など不動産株の上昇が目立つ。金利先安観から買われているもよう。