週明け30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.92%安の2905.19ポイントだった。深セン成分指数は1.08%安の9446.24ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3524億9700万元だった。
上海総合指数はほぼマイナス圏で軟調に推移した。中国メディアの財新と英IHSマークイットが午前に発表した2019年9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.4と市場コンセンサス予想の50.2を大きく上回ったことを好感し、一時プラス圏に浮上する場面もみられたが、あす10月1日から始まる国慶節連休を控えて持ち高を整理する売りが相場の重しとなり、大引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、証券、金融、電子部品などが売られた半面、農業、船舶製造などが買われた。
A株市場では、中国農業銀行(
601288)や中国工商銀行(
601398)、中国光大銀行(
601818)など銀行株が相場の下げを主導。中信証券(
600030)や海通証券(
600837)など証券株も安い。半面、ペトロチャイナ(
601857)やシノペック(
600028)、中国神華能源(
601088)が高い。
上海B株指数は0.10%高の270.67ポイント、深センB株指数は0.11%高の942.52ポイントとともに続伸した。