18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.25%高の2985.66ポイントだった。深セン成分指数も0.31%高の9753.31ポイントと3日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4871億8900万元だった。
上海総合指数は終始小高い水準でもみ合った。前日に2週間ぶりの安値圏まで下落した後で買い戻しが優勢。香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく買い越したことも相場の支えとなった。一方、日本時間のあす未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表。中国の金融政策に影響を与える同イベントが意識されるなかで、積極的に買い上がる動きは限られた。セクター別では、酒造や食品・飲料の上昇が目立ったほか、航空、家電、不動産などが堅調。半面、原油先物相場の反落を受けて石油が逆行安。通信キャリアや証券が売られた。
A株市場では、酒造大手の貴州茅台酒(
600519)が5%超の上昇。ハイテク銘柄の欧菲光集団(
002456)や歌爾(
002241)、厨房機器大手の杭州老板電器(
002508)、不動産大手の保利発展控股集団(
600048)や金地集団(
600383)が大きく買われた。半面、石油メジャーのシノペック(
600028)やペトロチャイナ(
601857)が安い。証券大手の海通証券(
600837)や華泰証券(
601688)、通信機器大手の中興通訊(
000063)が軟調だった。
上海B株指数は0.34%高の271.63ポイントと反発、深センB株指数は0.57%高の944.03ポイントと3日ぶりに反発した。