2019-09-18 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感に乏しい展開か、FOMC控え様子見
18日の香港市場は、様子見気分が強いなかで方向感に乏しい相場か。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を18日に控える上、中国人民銀行(中央銀行)が米利下げを受けて追加の緩和措置を打ち出すかを見極めたいとのムードが市場に広がっている。サウジアラビアの石油施設への攻撃を巡る米国とイランの緊張関係も警戒されており、投資家が運用リスクを取りにくい状況だ。
17日のNY市場で原油先物相場が大幅に反落したことから、エネルギー資源株に売りが出そうだ。半面、同日のハンセン指数終値は心理的節目の27000ポイントを割り込み、10日以来1週間ぶりの安値だっただけに、安値を拾う買いが入りやすい。ハンセン指数が前日終値を挟んで一進一退の場面が目立つと予想する。
17日のNY株式相場はダウ平均が小幅に反発。ハイテク株主体のナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。石油株のペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)などが香港終値を下回った一方で、保険株のAIAグループ(
01299)と中国平安保険(
02318)、中国インターネットサービス大手テンセント(
00700)などが上回って終えた。