2019-09-17 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、中東情勢の緊迫化が重荷 米中協議の進展も影響は限定的
17日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。終値は前日比1.01%安の26849.72ポイントだった。中国企業指数は1.01%安の10520.42ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で330億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は取引開始後から下げ幅を拡大。心理的節目となる27000ポイントを大きく割り込み、終始マイナス圏で推移した。サウジアラビアで14日に起きた石油施設への攻撃で中東情勢の緊迫化が意識されたほか、中国経済の一段の減速への警戒が相場の重荷となっている。米通商代表部(USTR)は16日、貿易問題を巡る中国との次官級協議を19日からワシントンで行うと発表したが、相場への影響は限定的だった。
個別では、豚肉大手の万洲国際(
00288)や中国石油元売り大手のシノペック(
00386)が売られた。吉利汽車(
00175)は大幅に続落。電動工具世界大手の創科実業(
00669)や中国通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)、チャイナ・ユニコム(
00762)も安い。半面、中国石炭最大手の中国神華能源(
01088)が大幅逆行高。原油相場が急騰する中で石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)は小幅に続伸した。