2019-09-13 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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貴陽市が撤廃の自動車購入制限令、関係者「既に有名無実化」
貴州省貴陽市が10日に自動車購入制限令を撤廃したことについて、自動車業界関係者は「既に有名無実化し、意味のない政策だった」と語った。業界サイトの『浙江在線汽車頻道』が13日伝えた。
貴陽市の制限令は、自動車通行量の抑制を目的に2011年7月から施行された。新たに発行する乗用車のナンバープレートを「第1類」と「第2類」に大別。第1類はあらゆる道路が通行可能だが、毎月の発行枚数は2000枚を上限とした。一方の第2類は発行枚数に制限を設けないものの、第一環状道路から内側の市中心部を走行禁止とした。
ただ、全国乗用車市場信息聯席会の崔東樹秘書長によると、貴陽市の市街地は郊外に急拡大しており、「第一環状道路から内側を走行禁止」とすること自体が意味をなさなくなっていたという。現在、北京市、上海市、天津市、広東省広州市、深セン市、浙江省杭州市、河北省石家荘市と海南省が自動車購入制限令を実施。ただ広州市、深セン市、海南省などでは制限の緩和に動いている。