2019-09-12 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、一時27000ポイント割れ 香港証券取引所に売り
12日前場の香港株式市場でハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.15%安の27118.69ポイントだった。中国企業指数は0.29%高の10595.74ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で436億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付いて始まったが、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。前日に6週間ぶりの高値を付けた後で利益確定売りが出やすい環境。ただ、米中貿易摩擦を巡って、トランプ米大統領が10月1日に予定されていた対中関税引き上げを15日に先送りすると表明したことが伝わるなか、同問題への警戒感が和らぎ、相場の支えとなった。指数は前場中盤にかけて一時、節目の27000ポイントを下回る場面もみられた。ただ、同水準で下げ渋ると、前引けにかけて下げ幅を縮めた。
個別では、前日にロンドン証券取引所に合併を提案した香港証券取引所(
00388)が安い。中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、アジア生保大手のAIAグループ(
01299)、欧州金融大手のHSBC(
00005)が売られた。半面、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)が高い。IT大手のテンセント(
00700)が堅調だった。