2019-09-10 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:7日ぶり反落、利益確定売り広がる 保険・銀行株が軒並み安
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は7営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.36%安の3013.71ポイントだった。深セン成分指数も0.64%安の9938.03ポイントと7営業日ぶりに反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4459億1700万元。
上海総合指数は小高く寄り付いたものの、直後にマイナス圏に沈むと下げ幅を拡大する展開となった。指数は前日まで6営業日続伸し、ほぼ2カ月ぶり高値を付けた後で、目先の利益を確定する売りが優勢となった。ただ、金融緩和など景気支援策の拡大に対する期待を背景に、安値圏では下げ渋り、前引けにかけて下げ幅を縮めた。セクター別では保険、銀行が軒並み安となり相場の下げを主導。産金・宝飾品、酒造、証券も売られた。一方、通信やソフトウエア、造船、宇宙・航空などが買われた。
上海B株指数は0.47%安の273.89ポイント、深センB株指数は0.55%安の955.17ポイントだった。