2019-09-03 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】売り優勢か、米中貿易協議の開催に不透明感
3日の香港市場は続落して始まるか。トランプ米政権が中国製品にかける15%の追加関税を予定通り1日に発動したことに中国が反発し、今月に米ワシントンで開く予定の貿易協議の開催が不透明になったとの見方から売りが先行しそうだ。中国商務部は2日夜、米国の措置を世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表しており、報復の応酬が市場で懸念されている。
香港の「逃亡犯条例」改正案をきっかけとする抗議活動が続いていることも売り材料。前日には林鄭月娥・香港行政長官が先週、経済人との会合で「選択肢があるなら、まず辞めたい」と発言したと伝わっており、事態が一段と混迷する恐れがある。