2019-08-26 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅反落、米中摩擦がエスカレート 医薬・産金株は逆行高
週明け26日前場の香港株式市場でハンセン指数は大幅反落。前場終値は前営業日比2.79%安の25447.66ポイントだった。中国企業指数は2.64%安の9925.61ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で566億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は節目の26000ポイントを大きく下回って寄り付いた。米中貿易摩擦のエスカレートや香港で発生したデモの過激化を嫌気し、投資家のリスクオフの動きが加速。オフショア人民元が対米ドルで過去最安値を更新したことや、中国本土や他のアジア市場が軟調に推移したことも相場の重しとなった。指数は前場中盤にかけて25200ポイント台まで下落。その後はやや下げ幅を縮めた。
個別では、中国IT大手のテンセント(
00700)や中国石油メジャーのCNOOC(
00883)が大きく売られ相場の下げを主導。豚肉生産大手の万洲国際(
00288)は7%台の下落。アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、香港不動産大手の新世界発展(
00017)などが軟調だった。半面、医薬株の中国生物製薬(
01177)や上海復星医薬(
02196)、産金株の招金鉱業(
01818)が逆行高を演じた。