23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.48%高の26173.59ポイントだった。中国企業指数は0.62%高の10185.45ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で404億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は、小動きで始まり、次第に上げ幅を広げた。業績が市場予想を上回った銘柄や好決算が期待できる銘柄が上昇し、相場を押し上げた。中国本土相場の上昇も投資家心理を支えた。序盤に米景気の減速が警戒されてマイナス圏に沈む場面があったが、心理的節目の26000ポイントを割り込む水準で下値の堅さを確認すると、上げに転じた。
個別では、前日大引け後に発表した2019年6月中間決算が大幅増益となった中国人寿保険(
02628)が4%近く上昇。同業のAIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)も高い。きょう中間決算を発表する瑞声科技(
02018)とシノペック(
00386)、中国神華能源(
01088)がそろって買われた。医薬品株の石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)は続伸した。半面、不動産株の碧桂園(
02007)と中国海外発展(
00688)、信和置業(
00083)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)がそろって続落。前日高かった申洲国際集団(
02313)も大きく下げた。