22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.87%安の26040.98ポイントだった。中国企業指数は0.51%安の10125.89ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で443億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。決算発表が佳境を迎えるなか、香港銘柄の事前予想を下回る業績が相次ぎ、投資家心理が悪化。ハンセン指数先物8月物の下落、米中貿易摩擦の不透明感、中国本土相場が軟調に推移したことなども相場の重しとなった。指数は序盤に下げ幅を拡大すると、一時は節目の26000ポイントに接近する場面もみられた。
個別では、前日に中間決算を決算した香港不動産大手の恒基兆業地産(
00012)が4%近く下落。減益決算を受けて目標株価の引き下げが相次ぐ香港都市ガス事業者のホンコン・チャイナガス(
00003)も安い。アジア生保のAIAグループ(
01299)や自動車・電池メーカーのBYD(
01211)などが売られた。半面、前日に決算を発表した自動車メーカーの吉利汽車(
00175)や油田サービス大手の中海油田服務(
02883)が逆行高。医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が買われた。