2019-08-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に5日続伸、方向感欠く 石炭・電子セクターに買い
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら5営業日続伸。前場終値は前日比0.07%高の2885.17ポイントだった。深セン成分指数も0.31%高の9358.32ポイントと5営業日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3251億6200万元。
上海総合指数は反落して寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く相場展開となった。前日に続き、ローンプライムレート(LPR)算出方法の改定に伴う貸出金利の低下を好感する買いが入る半面、利ざや縮小が業績圧迫要因となる金融株が下げた。前日は4日続伸して終値が1日以来の高値を付けただけに、利益確定売りも出たもよう。セクター別では、石炭が軒並み高のほか、文化・メディア、電子・IT、非鉄金属が高い。深セン市に中国の特色ある社会主義の発展モデル地区を設立する計画の関連銘柄も買われている。半面、保険と銀行、貴金属・宝飾品が安い。
上海B株指数は0.12%安の265.59ポイントと3営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.36%高の950.18ポイントと3営業日続伸した。