2019-08-16 |
中国/企業動向/通信用機器 |
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ファーウェイ創業者「英国は5G敷設で当社を排除しないはず」
中国通信設備大手、華為技術(ファーウェイ)創業者の任正非氏は先ごろ英テレビ局スカイUKの取材に応じ、英国が推し進める第5世代移動通信規格(5G)インフラ敷設について「当社製品を排除しないはず」と述べた。『星島日報』が16日伝えた。
任氏は7月に就任したジョンソン首相を「迅速果断な人」と賞賛。その上で「英国も5Gインフラの敷設を急ぐべきで、厳格な技術審査と研究を経てファーウェイ製品の信頼性が担保されるのは言うまでもなく、英国が当社製品を排除しないと信じている」と述べた。
任氏は同時に「ファーウェイ製品にはいかなるバックドアも施していないし、当社の従業員がわざわざ当社を窮地に陥れるようなことをするメリットも無い」と強調。米国政府が5月からファーウェイに対し事実上の禁輸措置を発動している点については「当社の製造に深刻な損害を与えている」としながら、「トランプ大統領が“宣伝”してくれなければ、当社製品がどれほど市場競争力を有するのかここまで世界に知られることもなかっただろう」と皮肉った。