2019-08-13 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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中国7月新エネ車販売は4.7%減、2年半ぶり前年同月割れ
中国汽車工業協会(CAAM)が12日発表した中国の自動車販売統計によると、2019年7月の新エネルギー車販売台数は8万台にとどまった。前年同月比4.7%減り、17年1月以来2年半ぶりの前年同月割れとなった。新エネルギー車補助金の縮小移行期が6月に終了したことが響いたもよう。なかでもプラグインハイブリッド車は20.6%減の1万9000台と、落ち込みが大きい。純電気自動車は1.6%増の6万1000台に達したが、穴埋めしきれなかった。『中国証券報』が13日伝えた。
1−7月累計では、新エネ車販売台数は前年同期比40.9%増の69万9000台となった。特に6月は駆け込み購入で前年同月比80%の15万2000台に急増していた。CAAMの許海東秘書長助理は、7月の減少は前月の需要先食いの結果であり、新エネ車は年後半に販売が集中する特性があるため、今年も下半期の新エネ車市場は期待できるとの見方を示した。
ただ、CAAMは新エネ車市場には不確定要素が多いとして、19年の予想販売台数を年初に設定した160万台から150万台へ引き下げた。中信証券も19年予想販売台数を155万台と見込み、8月に販売台数が持ち直して通年では前年並みになるとの予測を明らかにした。