週明け12日前場の香港株式市場でハンセン指数はほぼ横ばい。前場終値は前営業日比0.01%高の25941.79ポイントだった。中国企業指数は0.53%高の10046.56ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で313億8000万HKドルと、薄商いだった。
ハンセン指数は安く寄り付いた後にプラス圏に浮上した。前週末に7カ月ぶりの安値圏まで下落しただけに、買い戻しが入りやすい環境。中国本土株が堅調に推移したことも相場を下支えした。ただ、米中貿易摩擦の激化や人民元相場の下落(元安)を警戒するなかで上値を負う動きは限定的。指数は序盤以降、節目の26000ポイントを挟んで一進一退の展開を続けた後、前引けにかけて上げ幅を縮めた。
個別では、中国IT大手のテンセント(
00700)の上昇が目立ったほか、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、石炭大手の中国神華能源(
01088)が2%台の上昇。本土国有銀行大手の中国建設銀行(
00939)やアジア生保大手のAIAグループ(
01299)などが買われた。半面、欧州金融大手のHSBC(
00005)が安い。香港不動産銘柄の太古A(
00019)や新世界発展(
00017)が軟調だった。