2019-08-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、証券株・内需株に買い 2800ポイント付近で伸び悩み
週明け12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前営業日比0.70%高の2794.30ポイントだった。深セン成分指数も0.78%高の8863.67ポイントと反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1919億9000万元。
上海総合指数はプラス圏の狭いレンジでもみ合い。前週末にほぼ全セクターが下げた後とあって、貿易摩擦の影響を受けにくい内需株を中心に買い戻しが先行した。中国証券監督管理委員会が信用取引について最低担保規制を緩和し、対象銘柄を拡大したことも好感された。ただ、心理的節目の2800ポイントに近い水準では上値が重い。セクター別では証券と保険、酒造が軒並み高となったほか、食品・飲料、コングロマリット、医療が高い。半面、貴金属や非鉄金属が売られている。
上海B株指数は0.72%高の261.70ポイント、深センB株指数は0.25%高の924.63ポイントとともに反発した。