7日前場の香港株式市場でハンセン指数は6営業日続落。前場終値は前日比0.37%安の25879.14ポイントだった。中国企業指数は0.63%安の9949.36ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で437億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は朝高後に下げに転じた。米中貿易摩擦の長期化による世界的な景気減速を警戒する売りが優勢。高く始まった上海総合指数がマイナス圏に沈むと、ハンセン指数も下げ幅を広げた。人民元安や香港のデモ隊と警察の衝突も投資家心理を冷やしたもよう。前日の米株高を受けて小高く寄り付き、序盤に小幅ながら心理的節目の26000ポイントを超える場面があったが、買いの勢いは続かなかった。
個別では、石油メジャーのシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)が軒並み安。中国携帯通信最大手のチャイナ・モバイル(
00941)、生保大手の中国人寿保険(
02628)も売られ、相場の重荷となった。香港コングロマリットの新世界発展(
00017)、香港商業不動産大手の九龍倉置業地産(
01997)の下げがきつい。半面、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)が3%超の大幅反発。前日大引け後に7月の不動産販売額を発表した中国海外発展(
00688)、香港不動産株の長江実業集団(
01113)も上昇した。