2019-08-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:ほぼ横ばい、買い戻し入るも勢い続かず 証券株が安い
7日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数はほぼ横ばい。前場終値は前日比0.01%安の2777.36ポイントだった。深セン成分指数は0.06%高の8864.65ポイントと6営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2258億4200万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いて始まった。前日終値が5カ月半ぶりの安値を付けた後で、自律反発狙いの買いが入りやすい環境。前日に中国人民銀行(中央銀行)が大幅な元安を否定したと伝わったことも市場を安心させる材料となった。ただ、米中貿易戦争への警戒感が根強いなかで、勢いは限られた。指数は中盤にかけて上げ幅を縮めると、マイナス圏に転落。終盤にやや戻し、結局、前日終値付近で取引を終えた。セクター別では、証券の下げが目立ったほか、造船、旅行、保険が軟調。半面、産金、非鉄金属、電力が買われた。
上海B株指数は0.12%高の260.29ポイント、深センB株指数は0.20%安の921.44ポイントだった。